むぎっ子の運営について
むぎっ子は、小学校に併設されている学童保育コーナーや児童館とは異なり、保護者が主体となって運営している学童保育です。
そのため、「子どもを預けてあとはお願いします」ではなく、保護者自身が保育の中身についても考えること、そして活動に参加することが基本になります。
ただ、その分保護者のニーズに沿った運営に柔軟に対応できるという、他の学童保育コーナーや児童館には無い非常に大きなメリットがあります。
子どもは自ら育つ力を内在させています。それを指導員と保護者が共同して、「みんなで褒め、叱り、育てる」場がむぎっ子というところです。そして保護者もまたその中で成長することを大切にしている学童保育所です。
もちろんのことですが、保護者にとっては働きながらの活動となりますので、少しでも負担を軽減できるような体制づくりに努めています。
会計的には、主に保育料と神戸市からの助成金(放課後児童健全育成事業助成)によって運営されています。
また、キャンプなどの課外行事については、独立行政法人 国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」からの助成を受け、実施されています。
学童保育むぎっ子はNPO(特定非営利活動法人)
NPOとは、Nonprofit Organizationの略で、利益獲得・配分を目的としない組織を意味します。
学童保育むぎっ子は、2003年11月に当時の保護者と指導員の手によってNPO法人化しました。
保護者主体で運営している学童保育所の一般的な課題として、保護者の入れ替わりが毎年発生するため、年度によっては運営方針が劇的に変わって組織として継続することが難しいケースがあります。
しかしながら、学童保育むぎっ子はNPO法人化によって、自主運営という精神を土台に法制度にのっとった組織体として理事会を設置。末永く継続するための運営相談やサポートをしてくれる体制を整えています。
保護者会と関わりについて
(1)保護者会
運営、保育内容等をさらに工夫、充実させていくためには、保護者と指導員が協力し合うことが大切であり、保護者会はその要を担っています。
保護者はいろいろな役割を分担し、助け合いながら諸活動に積極的に参加しています。
★組織
・むぎっ子会(月1回):運営、行事企画、保育、子育てに関わる話し合い
・役員会(月1回および随時)
・行事実行委員会(随時)
(2)行事
むぎっ子では、キャンプやクリスマス会など、年間を通じて親子で楽しめるイベントをたくさん実施しています。子どもたちの普段の生活の様子を見ることができたり、他の保護者と交流を深めたりできる良い機会です。
(3)昼食・保育当番(土曜日)
■第1・3・5土曜日は原則として昼食作りを保護者が交代で担当します。
■第2・4土曜日は原則としておにぎり弁当持参でおでかけをします。その際、保護者が交代で保育に参加します。
※仕事の都合で土曜日の当番に入れない方は、夏休みなどの長期休暇時に担当します。